私も長年MRをしてきて色々な失敗をしてきました。MRからマネージャーになったとは特に色々な人の行動を観察してきました。
その中には常識では考えられないような面白いことをした方や色々考えた挙句空回りし他行動をとってしまい失敗してしまったなんてこともあると思います。
基本的な社会人として気を付ける行動とも被ったり、少し昔や現在のものも混じるかもしれませんがその中でも「これだけはやるな!」という事柄を思い出して書いてみました。
①身だしなみが整っていない。
これはどんな職業もそうですが、清潔感を感じる方から情報や資材を欲しいと思っています。
特に薬剤師さんや看護師さん開業医の受付の方は女性の方が多いです。身だしなみには気が付く方が多いように思いますし、男性MRでも女性MRでもしっかりと見ている人は見ています。
最近病院担当者はWebでの面会がメインになっている地域や施設もあります。やはり同行していても身だしなみのところは画面上でも気になります。
その後直接顔を合わせることも医療関係者のあると思いますので直接会ったときに好印象を残せるようにしていきたいですね。
(悪い例)
スーツがしわしわ
スーツが体形に合っていない
ネクタイの曲がり
髪の毛の長さ
口臭
靴が汚い
カバンがボロボロ
爪が長い・汚い
などなど色々あります。
過去に直接言われたことや他のMRの文句を聞いた経験から絶対にこのポイントは外したくないなと常に思っています。
②営業車はできるだけ整理整頓しよう。
日々の雑務に終れてなかなか片付けれないのはよくわかります。せめて上司と同行の時ぐらいは片付けておきましょう。
同乗しないまでも外から見ても丸わかりなので。人は1つの事柄で印象を持ちます。
営業車が片付いていないとその人も整理整頓ができず準備不足な人間だと感じてしまいます。なのでせめて底地は片付けましょう。
ごくたまに薬剤名が丸わかりのまま座席に置いてあったり、社名入りの封筒が散乱なんてこともあります。病院などの駐車場は患者さんや先生も使います。散らかったメーカーの車を見たら先生はどう思うでしょうか。間違いなくプラスに働く事はない。
③営業車で眠くなった時はよく考えよう。
人間どうしても眠たくなるときはある。しかし病院の駐車場やコンビニで椅子を180度倒し寝ている姿を見せることに全くのメリットは無い。
MRは同じエリアを待っていると同じような行動特性をとる。同じコンビニ寄ったり同じ昼食場所で食事をとったり。いろいろな方に見られていると思って行動しよう。
どうしても眠たくなった時はほんとに人目のつかないところへ移動しましょう。
大体皆さんが移動する場所は決まっています。
詳しくは書きませんが葉っぱを隠すときは森に隠せと同じです。
④営業車を少しでも擦ったらちゃんと報告しよう。
営業車を少し擦った時、「これぐらいで報告をあげると印象を悪くするんではないか」とためらって自分で修理をしたりする人がいる。
しかしこういったことを続けていると心理的に問題が大きくなった事柄でも自分で隠蔽しようとする人がいる。
普段から小さなことからでも失敗は報告することがそういった隠蔽体質の習慣をつけないことにつながる。
ある方は営業車の入れ替え時に傷のチェックがあり説明がつかない傷のせいで懲罰対象になった方も過去にいた。
営業車は会社から無償で与えられているものであるついつい気が緩み運転に油断が出る場合があるが普段から自分の車だと思って運転することをお勧めする。
⑤医療施設では、Dr以外にも誠意ある対応をしよう
受付の人、院内の薬剤師さん、調剤薬局の人、看護師さん、技師さん、秘書さん、派遣のクラークさん、事務の人、医事課、総務課、臨床試験管理室、はたまた掃除の人といろんな方が働いています。
MRは薬を処方していただき売り上げが上がります。勘違いしているのかもしれませんが、処方権があるDr.だけに丁寧に接して、それ以外のスタッフには横柄な態度や雑な対応をするMRがいます。
それは大きな間違いです。医療スタッフというのは開業医でも病院でもチームで働いています。
会社と同じように打ち合わせやミーティングをしています。スタッフはDr.とチームで仕事をしているのにそのスタッフに雑な対応をすることに全くのメリットはありません。
対応の悪いMRのうわさはすぐに広まります。処方に影響しなくとも会社としての評判は間違いなく落ちます。
人や施設によっては情報が代々受け継がれ、その後の担当者にも影響があります。
そしてその情報は現在担当者から社内で共有され、昔の担当者の評判は下がるというのはよくある話です。
よく「〇〇のメーカーの人はこんな人が多いから」とスタッフに愚痴られることもあります。
今の担当者がまともな人でもなかなか印象は変わりません。変な印象が付くのは簡単ですがそれを払拭するには並大抵の努力では変わらないと経験からも感じます。
人は思いもよらぬところでつながっているので気をつけましょう。
⑤患者さんが多い外来やエントランス付近で立たない。
これも常識かと思います。医療機関は患者さんのためにあります。
自分たちが立ってよい場所はわきまえて。
⑥訪問規制は原則守りましょう。
基本的に薬剤部や事務側が訪問規制を定めている施設が多いです。
もし訪問規制外で面会する場合、薬剤部など規制を定めている部署よりの権限がある部署への訪問(理事長、院長など)はその限りではない。と経験上考えますが、基本は守るべきです。
⑦顧客(医療関係者)から頼まれた用事は3日以内に対応しよう。
医療関係者の方々は患者さんを中心に回っています。そこに迅速に対応するために日々忙しくされています。
依頼された情報や資材をタイムリーにお届けすることで仕事が円滑に進み、結果患者さんが恩恵を受けると考えいています。
これ対応は大学病院の教授であろうと若手の研修医であろうと新人の看護師さんであろうと同じです。
「若い先生だからいいか」など考えてしまいがちですが、この線引きはだけは大切にしていた方が、今後社内の仕事も円滑に進めれるようになると思います。
もし対応が間に合わない場合は、メールで一報「こういった理由で1Wかかります」や「急ぎなら電話でひとこと入れておく」入れておくのがコツです。
合わせ技でもいいですし。お願いしたのになにも反応がないと「無視している」と思われても損ですので。
⑧FaceToFaceにこだわらない
よく「面と向かって話をしない伝わっているかどうか不安だ」という人がいます。確かにそれはわかります。
ただ重要なのは自分気持ちではなく、「相手がどう考えているか?」が重要です。
相手の希望の方法でお伝えいただければ大丈夫です。顧客が急ぎの場合はWEB面談でもでも電話でもメールでもいい場合があります。
⑨封筒や資材は汚れたものは渡さない
これもよく見ています。汚れた封筒を渡しただけで「雑な人間だな」と思われたい人はいないと思います。
⑩どんな簡単な仕事でも誠意を持った対応で、「ほかには困っていることはないですか?」といった問いかけをしてほしい。
過去に面倒くさい案内を早く済ませたくて、強引にアポイントを取ろうとし激怒されたことがある。慣れている方でも向こうの都合により
番外編
余った弁当を捨てるときは店に引き取ってもらうか、会社で破棄する。
間違っても高速道路のサービスエリアのゴミ箱や自宅マンションのゴミ捨て場、一般の方が使われているゴミ置き場を使わない。
昔はコンビニのゴミ箱に・・なんてこともあり、店長から本社に連絡があり犯人捜しで大騒ぎになったケースもあります。
今コンビニのゴミ箱は中にありますが、昔は外にありました。
最後に
上記に書かせていただいた内容がすべてではないが、各項目が「自分の考えと違うな」とか「そこまで考えて仕事したくないな」という方はMRとしての適性はないと思いますのでMRという仕事は避けた方がいいと思います。
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