製薬会社いたばさみ管理職のブログ

   製薬業界で生きるサラリーマの日常を描きます。MRの未来を明るくしたい。

元MRの残薬転売問題 「物的証拠・証言得られず」の記事を見て思うこと

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昨日製薬企業でビックリするニュースがあった。

 

サンドの社員が、成長ホルモン製剤の残薬を注射器で吸い取り別の瓶に詰めてクリニックに再度転売していたという内容に対して社内調査が行われたというニュースだ。

 

サンドは1日、元MRによる成長ホルモン製剤の残薬転売問題に関する社内調査がまとまったとし、報道機関向けに結果を開示した。元MR本人や医療機関に聞き取りを行ったところ、「薬品の詰め替え行為と再販売を裏付ける物的証拠や証言は得られなかった」としている。サンドはこの問題の調査を終了する方針。

 これは遅くとも2016年ごろから20年にかけて、元MR(すでにサンドを退社)が使用済みのヒト成長ホルモン製剤を医療機関から回収し、瓶の底に残った薬剤を注射器で吸い上げて集め、別の瓶に詰め直してクリニックに安く転売していたとされる問題。昨年10月に一部メディアが報じ、さらに内部告発文書が報道機関宛てに送られていた。

 サンドは東京都や厚生労働省、警察に相談・指示を仰ぎつつ、昨年11月17日から12月16日にかけて社内調査を実施。元MR本人と、担当していた医療機関24施設に対する聞き取り調査を行っていた。

   (日刊薬業 2021年2月1日)

 

到底正直信じられない行為である。MRとしての倫理観もそうであるが、実際にその行為ができたとして、「その薬剤を購入するクリニック」の存在自体がブラックすぎる。

 

そんな薬剤で医療行為をされたとしたら患者さん(成長ホルモンとなると小児?)対象となるがのかもしれないが非常に残念なことである。

 

 調査のポイントは

▽元MRが当該医薬品のカートリッジ回収したりした事実があるか

▽正規品ではない当該医薬品の購入を持ち掛けられたり、購入したりした事実があるか

になると思う。

 

実際に「24施設において、薬品の詰め替え行為と再販売を裏付ける物的証拠や証言は得られなく元MRへのヒアリングでも、薬品の詰め替え行為と再販売の事実および確認はできなかった」としている。

 

当たり前だろう、そんなことが令和の時代にあってたまるものかと思った。

しかし火のないところに煙は・・・

ということもある。報道や内部告発を受けて警察も動かざる負えないとは思うので難しい問題である。記事にも書いてあったが、報道が出る前に関係者の調査を行えたのではとしている。医療機関への影響や下手をすれば、風評被害にあう可能性もあるので怪しい事象は水面下で動けないモノかと考える。

 

やはり、医療現場で働いていない人間からすると「薬剤を詰め直す」「安く買ってクリニックで使う」なんてことが行われているかもと本気で考えてしまうんだなと不思議に思ってしまう。

 

薬剤というものは非常に簡単や化合物から高性能な構造式をしたものまで幅広く存在する。簡単に人の手でラボでもないところで触れたり、移したりできるものではないと知っていただきたい。

 

●サンド側の対応

「できる限りの調査は全て行った」

 サンドは日刊薬業に対し、「東京都や厚労省、警察への相談と情報共有を含めて、民間企業としてできる限りの調査は全て行った。社内調査と思われるかもしれないが、サンド日本法人の複数部門にまたがる管理職や管理部門の責任者が調査に参加した。東京都にも1月28日に報告書を提出した。これをもって本調査は終了したいと考えている」とコメントした。

●東京都の対応

「現時点では話せない」

 管轄する東京都は「調査結果や内容については話せない」としている。都の担当者は「告発内容が事実だと判断し、保健衛生上が危ぶまれるようならば記者発表するが、現時点では通報内容が事実かどうかを言える状況ではない。サンドとは、必要なコンタクトを行っている」と話している。

    (日刊薬業 2021年2月1日)

 

しかしすごい内容を内部後発するものである。

よほどその元MRに恨みがあったか、いたずらなのか?

本当にひどく迷惑な話だなと思いました。

 

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