製薬会社の仕事:女性MRのキャリアから考える問題点と注意すべきこと。

この記事はこんな人におすすめです!
  • 製薬会社を目指す就活生
  • 現在女性MRの方
  • 女性MRの方でキャリアを考える方
  • これからの製薬業界に不安を抱えている女性MRの方
  • 管理職を考えている女性MRの方

 

お疲れ様です。

製薬会社いたばさみ管理職です。

 

今の時代、「女性は将来専業主婦で家を守ってくれ」なんてことは全く通用しない時代です。

ドンドン社会進出を果たし活躍の場が生まれています。

 

しかし、はっきり言って日本は遅れています。

国会でも議論は出ますが、議論している本人たちが納得していないように思うのは私だけでしょうか。

 

企業でも上層部を占めている世代は「妻は専業主婦かパート」という人が多いと思います。

そんな人たちが女性の社会進出や女性のキャリア開発プランを考えている企業は多くあります。

 

そんな私自身も専業主婦の家庭環境で育ったこともあり「仕事は男がするもの」という固定観念は強い方だったと思います。

 

管理職になってからは、女性も男性も関係なくキャリア形成のサポートをしていくことは製薬会社の未来や日本の未来につながると考えています。

 

少しでもMRになろうと考えている人やMRの方の未来が明るくなればと記事を書かせていただきました。

 

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製薬会社の女性MRが抱える問題

昔も今も女性MRの方の働き方やキャリアについての議論は絶えないです。

色々あると思いますが経験上この3つは大きいと思います。

・転勤

・時短MR

・MR以外のキャリア

 

①女性MRの転勤

基本製薬会社は全国転勤です。

単身者MRは問題ないですが、複身(結婚)女性MRが転勤となる場合問題が生じます。

 

・単身赴任はできない(子供がいる場合はほぼ無理)

※たまに子供を連れて逆単身赴任をかます強者もいますが、マレでしょう。

別居婚になる。(旦那さんがローカル固定の職だと動けない。など。精神的にはつらい)

など色々あります。

 

この部分はエリア配置転換等で近場の支店エリア内対応ができるので昔も今も大きく変わってないのではないでしょうか?

 

上長や同僚とコミュニケーションがとれていれば多くのサポートを受けることができ配慮はされると思います。

 

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②時短MR

十数年前は明らかに結婚出産後、時短やエリアを旦那優遇にすることは「会社の不利益」と考えるような風潮が強くあり、上司からは暗に退職を勧められるケースもありました。

 

しかし今では結婚後も「産休・育休を取得し、問題なく同じエリアで復帰」というプロセスが担保され、結婚に対する不安な子供を含めたライフプランが立てやすい環境になってきており非常に良いことだと思います。

 

仕事によって結婚や出産が制限される世の中は経済の発展には全く貢献しません。

時短MRの仕事内容と待遇の変化

仕事内容

・勤務時間は幅はありますが10時ー15時や16時(時間を選択できる会社も多いのではないでしょうか。)

・エリアや病院にもよりますが、今はリモート面談など社内や顧客にも理解が深まっている。

・活動量は物理的に制限されるので、エリアや施設はフルタイムよりかは減る。

・その分担当エリアや施設を同僚に追加で持ってもらうケースはある。

待遇

これも会社によってかなり違うかもしれません。

・新人の年収ぐらい

・現在の給与の6・7割(キャリアによってはかなり高給)

など色々なパターンがあると思います。

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③MR以外のキャリア

管理職・マネージャーの道

最近は女性管理職・マネージャーは増加傾向にあります。特に本社では製薬会社でも積極的に女性管理職・マネージャー・ディレクターが誕生しています。

管理職に女性が加わることで根本的な考え方や雰囲気が変わることは社内の変革に非常に良いと思います。

 

結論的には、女性MRにも管理職を目指して欲しいです。

管理職・マネージャーを目指し、スキルを高めることはその後の企業、人生において何らマイナスにならない、むしろ本社や転職による他業種への活躍の道が開けるキッカケになるのではないでしょうか。

 

しかしその反面、業務増におけるストレスフルな働き方によりワークライフバランスを保てないと考えなかなか「マネージャーを目指す」という女性MRの方は少ないように思います。

今は望んでもいない女性MRに会社が無理無理ポジションに据えようと言った動きも少なからずありますが、これは個人的には合意できない部分があります。

 

会社として管理職になっても自分のワークライフバランスを考えられる環境で、能力のある女性が自らキャリアアップさせていくことが大切です。そこをサポート、バックアップしていくことが我々の仕事だと思います。

 

営業職以外のキャリア

とは言っても、女性MRの中でも「全国転勤のMRは仕事内容も含めて先が読めない」といった声も多く聞きます。そういった場合は、やはり本社勤務を目指す方が多いです。

これからMRになる方や今MRで本社を考えているには「製薬会社はMRだけではない」

という認識を持ってほしいと思います。

本社勤務とは

製薬会社は、営業本部部門、企画部門、メディカル部門、マーケティング部門、広報部部門、法務部部門、開発治験部門など多くの部門で構成されています。

決して「薬を作って販売している」だけではないことは知っていて欲しいです。

本社で求められる力(スキル)とは?

・会社によりますが、基本MRとしての能力は高い方が望ましいです。

現場のMRの考えや立場を理解している人間が、本社機能の改善や改革に寄与することは間違いないです。

中にはMRとしての適性が低くいが、本社業務で力を発揮される方もいますが、それは営業やマーケティングとは連携していない部署(法務部や広報部など)といったケースも多いかもしれません。

 

ファシリテーション・プレゼンテーションスキル・資料作成能力・事務処理能力などは確実に必要

MRも同じですが、社内顧客に対して提案や改善を求めていかないといけません。自分の意見や考えをまとめれない人材は本社も欲しくないと思います。

 

・英語のスキル

以前記事にも書きましたが、今や製薬会社で英語スキルがあることはキャリアアップに有利であることは間違いないです。

 

外資系企業の本社ともなるとグローバルからのメールはすべて英語。外国人の上司とのコミュニケーションには英語が必須です。

内資も外資系企業と共同開発機会も増え英語での会議も増えている。内資・外資関係なく英語のスキルは必要となっています。

 基本、本社を目指すためのスキルは女性MRに限った話ではなく、MR全員にあてはまる内容だと考えています。 

 

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今MRの方、これからMRになる方に注意して欲しい点

今後MRとしてのキャリアに対して多くの環境変化があるかもしれません。

色々な選択を迫られるケースがあると思いますが自分の人生なので自分が正しいと思う方向や考えを持っておいていただきたいです。

 

キャリアにおいて大事なことは、「自分で設定し掴むもの」です。

これは日本企業の悪い部分ですが、役職がキャリアであるという固定観念が強いです。

 

間違ってはいませんが、一部会社に入れさえすればキャリアは上がっていくと勘違いしている方もいます。「与えられるモノではない」という認識を持って欲しいです。

 

ただ成績が優秀だったりするだけでなく自ら意思表示をしてほしいと思いますし、管理職の立場から考えやスキルを引き出していきます。

 

社内・上司・同僚との最低限のコミュニケーションは大切

時短に関してはルールとして定まっていますが、女性複身既婚者MRの転勤に関してはあくまでプライベートや家庭環境等を理解されて「配慮されている」という認識だけはを持っておくことが大切です。特に転勤はルールとして定まっていないケースがほとんどだと思います。

 

たまにいらっしゃいますが、「これは会社から頂いている権利なので」という「当たり前です」「なにが悪いんですか」という態度や言動を周りに示される方がいます。

時短などは「権利」なのは間違いないですが、それと周りの同僚や上司の「感情」とはマッチしません。

 

周りの同僚や上司は基本全国転勤・エリアや施設追加は拒否できません。

口に出さずともストレスを抱えているのは自分だけではないということを肝に銘じて活動をしていただくことが大切かなと思います。

人間なんて感情の生き物です。ルールと心の中は違うと考えて欲しいです。

 

あと、「最低限のMR活動内容を示す」「パフォーマンスを出す」「同僚との連携」はしておかないと、MR自体の存在が危うい現在では、何をしているかわからないMRはMR自体の価値がないと判断せざる負えません。

 

著しくそのエリアや施設に損害を与えて今うような存在にはなってほしくないと思います。

その場合は、複新(既婚)者の方にも転勤の辞令はあるのではないでしょうか。。。

 

ただ、必要以上に、頑張りすぎる必要はないと思います。社畜ということをよく聞きますが、そこまで考えて働かなくてもいいと思います。自分の納得できている待遇と自分の仕事量を考えて働くことが重要です。

そしてそれを上司や同僚と日々目線合わせを行うことで、プレッシャーを軽減出来たり、回避できたします。常にやる気満々でいることはまず不可能です。

たまには本音を上司や同僚に冷静にぶつけてもいいと思います。その理解がない上司や同僚でなければ自ら環境を変えることをお勧めいたします。

 

あと、自らを隠そうとすると相手は追いかけてきます。やはり、本人も周りも気持ちよく働くためには、自己開示や他者理解をコミュニケーションを通じて行うことが必要だと考えています。

 

そのためには管理職の在り方や導き方は重要なポイントであると自分自身肝に銘じておきます。

 

ではでは